年金の基礎知識
とりあえず年金の基礎知識から入りしょう。現役を引退した後の生活設計では、もちろん貯金も重要ですが、公的年金(老齢年金)もかなり重要な存在になるはずです。
しかし、残念なことに近年になって年金の受給時期が次第に遅くなっており、通常60歳となる定年の時期を過ぎても、給料が下がる再雇用で、会社に残ろうとする人がかなり増加しています。
そうは言っても、年金は生涯にわたって受給される大きなメリットがあります。その受給額が物価にしっかり連動しているかなども大変気になるところではないでしょうか。まずはこうした年金のおさらいしておきましょう。
最大の関心事は、自分にはいくら受給されるのかということでしょう。若い世代にとってはかなり先のことですから、イメージがはっきり湧かないかもしれません。また、金額を正確に知るのもなかなか難しいものです。
年金の項目の種類は意外に多く、国民年金、厚生年金などの年金制度、年金受給額、老齢基礎年金や老齢厚生年金の受け取り、そして障害年金や遺族年金などもあるので、基本的な仕組みを理解しておかないと、年金を含めた老後のライフプランなどは立てられないかもしれません。
この年金は、毎年定期的、かつ継続的に給付されるお金で、制度の運営上では、公的年金と私的年金に大きく分類されます。
そして、保険の仕組みとなっている年金制度のことを「年金保険」と言います。被保険者は掛け金や保険料を負担していますから、その収入によって年金財政は成立しているわけです。各人が掛ける金額、保険料、加入期間、所得額、資産状況などはバラバラですから、年金の支給額もいろいろ異なることになります。
とにかく、しっかり現役時代に保険料を負担しなければならないということは間違いありません。